【ブラック企業】労働基準監督署に内部告発してもバレない方法

ブラック企業で苦しむ人は、酷い労働環境や会社の法令違反を
- 労働基準監督署に通報しよう
- 内部告発して罰則を与えてほしい
と、一度は考えたことはないでしょうか。通報した結果、改善されるのであれば、ブラック企業で働く従業員のためになりますし、ブラック企業が無くなれば、社会が良くなります。
通報や内部告発したことがバレずに、ブラック企業に立ち入り調査や、是正勧告・罰則などダメージを与える方法は、以下の3つです。
- 通報手段はメールではなく訪問
- 通報や内部告発したことを誰にも話さない
- 証拠を揃えてから行動
それぞれ詳しく説明します。
通報手段はメールではなく訪問




まず最初に通報する手段ですが、メールや電話などではなく直接訪問しましょう。証拠を提示する必要もありますので、訪問したほうが対応が早いです。対応する監督官も人なので、対面で直接訴えたほうが、メールよりも優先順位が高くなります。
労働基準監督署には、「労働基準関係情報メール窓口」が設置されており、24時間いつでも気軽に通報できますが、提供された情報は、立ち入り調査の参考程度にしか使われないため、実際に動いてもらえる可能性は低いです。
また、社内メールなどを利用することは、会社のネットワーク管理者にバレてしまいます。
通報や内部告発したことを誰にも話さない




通報から、実際に労働基準監督署から調査が行われた場合に、会社に情報源を明かすことはありません。通報がバレるケースは、同僚などに話したことから、人づてに会社に伝わるというケースです。
通報をしたことを誰かに話をしたくなる気持ちはわかりますが、誰にも話さないようにしましょう。
自分だけが知りえる情報は極力伏せる
当たり前ですが、自分だけが知る情報のみだけではバレてしまいます。可能な限り、同僚など会社全体が違反している事実も証拠として集め、通報者を特定されない工夫をしましょう。
証拠を揃えてから行動




通報から立ち入り調査など具体的に動いてもらうには、客観的な事実を証拠として揃えなければいけません。また違法行為の度合いが大きい方が緊急性が高くなり、動く優先順位が高くなります。
主観ではなく客観的事実を!






これいつまでに終わるの?今月営業ノルマ達成できるの?終わんないなら、帰らずに、休みなくやれ!俺は帰るけど。






ううう…毎日サービス残業、毎週休日出勤…。労基に通報したら、何とかなるかな…
思い切って、最寄りの労働基準監督署に訪問した。






とくかく今の会社、ブラックの度が過ぎるので、部長を逮捕してほしいのですが。






ブラックの度が過ぎるとは、具体的に言ってもらえますか?






えーっと…とにかく毎日遅くまで仕事をさせて、休みもなしで、ノルマ未達だとずっと立ったまま、叱責されるんです。






それはあなたの主観ですよね?客観的事実が無いと、動けませんよ。ちなみにパワハラは、労基署ではなく、労働局が窓口です。






証拠を何も残していなかった…
労働基準監督署に会社を調査(臨検監督)してもらう証拠は、次のようなものです。
- 賃金の未払いの場合
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給与明細や雇用契約書など
- 限度時間を大幅に超える長時間残業の場合
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従業員の勤怠データ、タイムカードなど
- 雇用契約と労働条件が異なる場合
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雇用契約書、労働契約書の控えなど
また、ブラック企業で起こりうるパワハラ、セクハラについては、労働基準監督署ではなく、労働局が対応窓口となります。
労働基準監督署
賃金未払い、長時間労働などの労働基準法違反の事案。労災などの申請手続きなどです。
都道府県労働局
賃金、解雇、パワハラ・セクハラなどハラスメント問題など、労働問題について対応してくれます。
内部告発が裁判に発展することがあります。裁判つながりで、労働基準法には「公民権行使の保障」という条文があります。



