【ブラック企業の特徴】過労死ラインを超える残業は繁忙ではなく日常

長時間労働は、仕事で疲れた身体を回復させる睡眠時間を減少させ、重大な健康障害につながる可能性があります。長時間労働と健康障害の関連性について、厚生労働省が「過労死ライン」を示しています。過労死ラインとは、病気や死亡、自殺に至るリスクが高まるとする、時間外労働時間です。
過労死ラインの目安となる時間は、
- 発症前1カ月間に100時間以上
- 発症前2~6カ月間にわたって平均80時間以上
としています。月の出勤日数が20日とすると、1日4時間以上の残業で、月の時間外労働時間が80時間、土日出勤があれば、100時間を超えます。
今の労働環境が、上記に当てはまるという人も多いのではないでしょうか。ブラック企業では、過労死ラインを大幅に超えて残業しているケースが珍しくありません。
長時間労働は、心身ともに影響を与える
過労死が労災になる認定基準では、長期間にわたる時間外労働が最も重要と判断されています。また近年では、長時間労働がうつ病等の精神疾患に、大きな影響を及ぼすことがわかっています。何をするにも心身の健康が一番です。「身体が資本。健康第一」異変を感じたら、休職・退職を考えましょう。




残業時間自慢大会




ブラック飲食店
副店長 チャッピー
バイトと上司に気を遣う毎日。




ブラック飲食店
営業部長 M
客は神ではなく、金。




ブラック飲食店
店長 イワオ
家が遠いため、四六時中店にいる。






先月の残業時間が130時間…体に色々不調が出てきたぞ…






少し体に異変があるため、今月は早めに帰りたいと思いますが…過労死ラインの時間も超えていますし。






んだとっ!残業130時間なんて公務員レベルだ!俺なんて昨日も徹夜だ!






残業時間&徹夜自慢、ウザっ!






オレも残業時間が、200時間を超えていますが、部長にはまだまだ及びませんなー。






帰らずに、店で寝泊まりしているだけ!
いかに長時間労働をしてたか、寝ずに仕事を自慢する上司がいます。「寝ない=偉い」「長時間労働=有能」ではなく、ただの無能自慢です。
そんな無能な上司や会社に付き合って、大切な身体を壊す必要はありません。長時間労働が常態化する会社では、残業代目当てに日中にダラダラ仕事をして、夜遅く帰るというブラック社員がいるのも要因の一つです。
2020年4月の法改正により、時間外労働の上限が、大臣告示による基準から法律による原則へと格上げされました。改正前は罰則はなく、36協定を結びさえすれば労働時間を無制限に延長することができました。しかし、罰則が科されるようになっても、今のところ変化は見られません。



