【ブラック企業の特徴】洗脳するために朝礼で社訓を大声で唱和させる

「会社に行くのが嫌だな…」社会人なら、誰もが一度は思うでしょう…いや私は、毎朝思います。行くのが嫌な理由は色々ありますが、朝礼が嫌!という人も多いのではないでしょうか。
朝礼では、個人の行動予定に始まり、上司の無駄スピーチ、そして全員で社訓唱和。結構多くの会社では、社訓があります。
ブラック企業の特徴はブラックな社訓
この社訓の唱和が苦痛で、毎朝違和感を感じるのなら、あなたの会社は、ブラック企業かもしれません。ブラック企業の社訓には、共通する特徴があり、さらにその社訓を朝礼で、大声で唱和させるのが慣習となっています。
この記事を読むと、朝礼が嫌で、社訓の内容に疑問を感じる人が、「うちの会社はブラックだ」と、疑問が確信に変わるでしょう。
ブラック社訓の特徴
ブラック企業の社訓の特徴を確認してみます。あなたの会社もチェックしてみてください。
- 抽象的でキラキラワードが多い
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よく使われるワードは、「夢、幸せ、成長、やりがい、希望、創造、感動」など、抽象的でキラキラした感じのものです。
ブラック企業の方向性は、いかに社員を安くこき使うかです。それを社訓には書けないため、見栄え重視の「ぼんやりとした」内容で表現します。
- 顧客や会社を優先させる内容
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「私たちは、常にお客様第一に考え行動し、顧客満足向上に努め、社会の繁栄に貢献していきます」など、顧客や会社を優先、従業員のことは、眼中にないという本音が出てしまっています。
- 会社規模に合わない大きすぎる目標
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某居酒屋チェーンWの社訓の中に、「地球上で一番たくさんの “ありがとう” を集めるグループになろう」があります。中小のブラック企業ほど、「世界、No.1」など、会社規模に対して大きすぎる目標を掲げています。
「そんなことで甲子園に行けると思っているのか!?」弱小野球部が、甲子園を目指すようなものです。大きすぎる目標と、現実のギャップを理由に、パワハラ上司が叱責をしてきます。
ブラック企業の朝礼






本日から入社しました、ちゃっぴーです。よろしくお願いします!






新入り!もちろん社訓は暗記しているよな?






す、すいません覚えていません。






チッ、初日は多めにみてやろう。それでは続いて唱和して覚えていけ!
(紙を見ながら)






覚えてないこの人…






「ひとつ、私たちは、世界中の水を無限水で満たします!」
「ひとつ、私たちは浄水器メーカーのナンバーワンであり続けます!」…
※無限水とは、ブラック・浄水器販売会社が扱う浄水器「無限カートリッジ」から出るただの水道水






「ひとつ、私たちは、世界中の水を無限水で満たします!」
「ひとつ、私たちは浄水器メーカーのナンバーワンであり続けます!」…






うちはメーカーではなく、ホームセンターで売っている浄水器にシールを貼っているだけ!






声が小さい!それがお前の限界か?限界を超えろ!






次に、「本日の社長の言葉」だ…
みなさん、最高ですかー!






サイコーです!






な、なぜか体の活力がみなぎってくる…不思議な言葉だ…
※「最高ですか!」とは福永法源を教祖とする新宗教「法の華三法行」の集会での掛け声。教義を単純かつ分かりやすいものにして、連呼させるマインドコントロール手法により布教を行った。当時の流行語大賞になった?
大声での唱和は洗脳
社訓を大声で唱和させる理由は、従業員を「会社の都合のいい思想にするための洗脳」です。社訓の特徴である、「顧客や会社を優先させる内容」を刷り込み、休まず働き続けることが当たり前のようなブラック精神を植え付けます。
偏った思想や、会社や経営者を絶対崇拝するための社訓であっても、大声で毎日唱和することで徐々に洗脳されていきます。最初に感じる違和感、それを大事にしなければなりません。洗脳される期間が長いほど、その洗脳を解くのに時間がかかるためです。
違和感を感じたら逃げる(辞める)
朝礼を終え、すっきり顔で「今日も一日頑張ろう!」と言っている先輩社員。ばっちり洗脳されています。ブラック企業に洗脳されないためには、おかしいな?と思ったら誰かに相談しましょう。私は、社訓唱和が嫌で毎日「口パク」で乗り切りました。
ブラック企業で働き続けることは、心身にダメージが残り、時間の無駄なので逃げ出す準備をしましょう。




【ブラック企業の特徴】洗脳するために朝礼で社訓を大声で唱和させる まとめ
- ブラック企業の特徴の一つに、ブラックな社訓を唱和させること
- 社訓を大声で唱和させる理由は洗脳のため
- 違和感を感じたら逃げる(辞める)
このブラック企業の特徴に関連した、法律を学びましょう!



