洗脳されているかも?ブラック企業とカルト宗教 3つの共通点

私たちは、生活を豊かにするために働き、その見返りにお金をもらいます。しかし、労働の提供に対して、極端に見返りが見合わない状態は、「労働力を搾取されています」。同じように財産を搾取されるものが「カルト宗教」です。二つの組織には共通点があります。搾取されていることに気づき、洗脳から逃げましょう。
- ブラック企業とは
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法律的にはブラック企業という定義がありませんが、長時間労働や残業代を払わないなど、「法律を守らない」会社を指し、劣悪・過酷な環境で働くことで、体調を崩したり、精神的に参ってしまうなど、労働者に害を与える会社です。
本人以外の第三者から見ると、なぜそのような労働環境で辞めないのか?と疑問に思います。しかし本人は、心身とも疲れていたり、病んでいることで正常な判断ができない状態になっています。家族や友人が本人に自覚させ、逃げ出す手助けをする必要があるかもしれません。
- カルト宗教とは
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ブラック企業と同じ、搾取しようと近づいてくる集団・組織(コミュニティー)が、「危険なカルト宗教」です。
カルト宗教は、偏った思想と信仰熱心な信者の集まる新興宗教を指す通俗用語です。特定の宗教を信仰することは問題ありませんが、犯罪行為や反社会的な破壊的活動を行い、他人や社会に害を与えると「危険なカルト宗教」として、問題視される集団になります。
「ブラック企業」と「カルト宗教」の3つの共通点
共通点① 組織に依存させる










社会の法律やルールは、サタン(悪魔)が作り上げたものだ!惑わされてはいけない、従ってはいけない!我が教義こそ唯一信じられる教え。
ブラック企業やカルト教団では、偏った思想や企業理念を掲げて、洗脳を行い組織に依存させます。その手順は、
- 外部との情報遮断する
- 集団に都合の良い「教え」「掟・ルール」を繰り返し刷り込む
- 世俗から切り離され孤立していく
- 孤立すること依存度が高くなる






サタンが作った法律など守ってはならない。「神の教え」に従い、我々が世界平和を成し遂げるのだ!
外部との遮断方法には、ブラック企業であれば長時間労働や休日出勤、カルト宗教では「勉強会」などで時間を奪うことで、外部の情報を得にくくなります。個人の自由を極端に制限し、全体主義的集団を形成します。
共通点② 搾取する




搾取する対象は労働力であったり、財産、女性であれば性的な搾取もあります。労働力の搾取は、ブラック企業でのサービス残業など、使用者の利益のみを追求したもの。カルト宗教では、信者は無償で布教活動などの労働奉仕を行ったり、お布施や高額の商品を購入させられたりして、財産を搾取されます。
洗脳され、組織への忠誠心を利用されているため、無償で労働力や財産の提供を行うことに抵抗がなくなってしまいます。






今月は一日も休まず出勤し、残業も300時間を超えそうだ。神(社長)は24時間365日休まずに、世界を監視されている!少しでもお近づきになりたい。
共通点③ 反社会的な活動を行う




ブラック企業やカルト宗教には、絶対的権力を持ったカリスマ的な指導者(経営者、教祖)が存在します。ブラック企業であれば、経営者や組織の利益を追求した結果、労働基準法違反などの違反行為が常態化されていたり、法令順守の意識が希薄です。
カルト宗教の場合は、信仰を持っていない人々を敵視し、批判的なものに対して報復を行うなど、反社会的な活動を行う危険性があります。多くの場合これからの反社会的な活動の結果、末端である社員や信者が罪を被る場合が多いので、早めに逃げ出すことをお勧めします。
洗脳から抜け出そう
会社に忠誠心を尽くしたり、宗教を信じる事自体が悪いわけではありませんが、「盲信」は恐ろしいです。「おかしい」と感じる間に一度立ち止まって、集団・組織を客観的な視点で見てみましょう。
人はどこかの集団・組織に属していないと不安になりますが、害のある組織は今すぐ離れるべきです。「うちの会社はブラックかな?」を思ったら、当サイトで学び、転職活動に踏み出しましょう。



